Japan Branding Awards 2018 受賞ブランド

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統合会社の結びつきを強め、事業領域の拡大にむけ若手社員を中心に新たな企業理念「アソビきれない毎日を。」を開発し、社内活動・新規事業開発などにつなげた社内浸透活動

課題背景

バンダイとナムコの統合会社として2006年に誕生したバンダイナムコゲームスが、事業領域を広げるために2015年4月に「バンダイナムコエンターテインメント」と社名変更。創設時、バリュー(価値観)はあったが、企業理念は存在していなかった。事業活動を通じてさらなる存在感を示し、世界での認知向上が必要と考えた。同時に企業理念の策定・浸透により社内の一体感醸成を目指し、コーポレートブランディング活動を開始。

組織体制

ブランディングと経営戦略を司る経営企画部広報課を事務局とし、社長の強力なリーダーシップのもと、他部署とも連携した全社ブランディング活動を推進した。

戦略・実行

「バンダイナムコ」を特徴づけ、拠り所となる企業理念体系を構築するために、企業理念(旗印、志)の策定、バリューの改訂とその後の社内外浸透活動を展開。
企業理念の策定では、「我々はどうありたいか」「顧客にどうあってほしいか」「競合優位性は何か」のポイントで議論し、2014年度に企業理念「アソビきれない毎日を。」(英語:more fun for everyone)を策定した。策定はボトムアップで取り組んだが、若手社員が考え抜いた案を役員が受け入れる風土を社長がつくり上げたことも活動を進める上で大きなポイントであった。さらに2016年度には、人事と共同で、旧バリューの要素 × 今後必要となる人材要件 × 理念について語った経営層のメッセージから「社員に求める行動指針」を導き、新バリューを策定した。

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活動の成果

活動の最大の成果は、社員の活動の拠り所が企業理念になったことである。一例として、現在では企業理念である「アソビ・楽しさ」を取組める場所が、社員旅行の行き先選定での基準となっている。
また、社内イベントには参加するのが当たり前という意識に変わり一体感が醸成されている。
さらに新規事業の社内ビジネスコンテストの応募数も増加しており、プロジェクトメンバーであった社員が新規事業を立ち上げ30代の若さで社長に就任、業務以外にも自ら行動を起こすという意識と、きちんとした考えがあればチャンスがあることの理解が浸透している。また企業理念に共感し、入社する新卒社員も増加等の成果が出ている。

ご担当者様コメント

当初は志(アソビきれない毎日を。)をどう浸透させていくか検討をしていたが、多くの社員の力を借り想いを込めて良いものをつくったお陰で、浸透は思いのほか早かった。
アソビモットやアソビストアなど、商品・サービスにカタカナ「アソビ」を率先して展開するなど、志が社員自身のものになっている。
多くの日本企業において、まだまだブランディング活動の必要性が理解されていない。社内啓発を含め、ブランディングの必要性と有効性を社内外に伝えていきたい。

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評価コメント

戦略&体験基盤の構築において、異なる2社の企業文化をどう統合して行くかという大きな課題解決に向けて、社長の強力なリーダーシップのもと、若手社員のワークショップを通じてブランドの定義・コンセプト立案がボトムアップで策定された結果、実際に組織風土の改革につながったことは高く評価します。
体験提供において、社員の日々の活動の拠り所として企業理念が機能すると同時に、若手社員による新規事業の立ち上げといった事業活動へのインパクトも注目に値します。

 

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